比較的安い

とか書くといやらしいが昨日スリッピーな路面を抜けて中川で猪肉をゲット。
猟師と知り合うきっかけができたのは大きいことだ、猪肉を分けてもらえるつてを教えてもらったのも大きい。というわけで知り合いの面子がよい結果をもたらすパターン。
でとりあえず1kg注文したのが月曜日ぐらい。指定した時間に頂によってみる。
今からスライスするからしばし待てといわれる。半解凍した肉をスライスするときに脂身が少なかったからリテイクを出されたそうだ。顔役の名前を出したのが聞いています、ありがとうおっちゃん。見た感じロースです、猪のプロフィールを聞いて感嘆する。3歳くらいの処女猪。
すごい上等の肉がきました、ありがとうおっちゃん、そしてありがとう猟師のおっちゃん。また綺麗に盛り付けられていた。まさにボタンの花が咲いている状態。
で切りなおしたから待っている間ドラム缶ストーブで暖を取っていなさいといわれ猟友会の人たちと待つ。ちょうどこれから猟に出るそうです。家畜の猟犬たちが普段とは違うテンションでいた。モチベーションは高そうだ、横には猟師が5人。銃を触ったり無線のチェック、ナイフの手入れと忙しそうだ。
で肉の値段が1kgあたり7000円、直接販売のものだから非常に安い。で上記のプレミアもつく。
kg7000円て一瞬高いかと思いきやよく考えたら牛刺しを食べたらもっとするやんと自己補完。

すき焼きフラグ。

しかし鍋奉行のおっちゃんから塩コショウでもうまいといわれトライ。雑食性なのでよく火を通す、普通はこれで肉ががちがちになる、はずだった。
噛み付いた感触は硬い、パサパサしている、と思ったよ。しかし二噛みするうちに濃い味が染み出してくる、染み出したと思うと肉がほぐれていい感じに、ますます染み出すうまみ。
旨い。その一言に尽きる、なんともいいがたい味わい。とにかく旨い。
4分の1くらい食してすき焼きに移行する。肉味が濃いのでゴボウがよく合う。
普通肉を煮すぎると硬くなるのが俺の常識、牛肉はいけるなら半生で食う。食性上完全に火を通す必要があるのでおいていたがこれが煮れば煮るほどやわらかくなる。そして豊かな出汁がゴボウや焼き豆腐にもうつる。
しまった、卵が負けてしまったと思えるくらいそれぞれの具材がうまみを共有し始める。
濃い味といっても舌に残り続ける味ではない。毎度毎度完結するから飽きが来ない。
満腹まで肉を食らい続ける、ありがとう顔役のおっちゃん、ありがとう猟師のおっちゃん、そして旨かった猪。
そして食後爆睡する俺です。