雛の朝は7時のNHKニュースから始まる

休もうが働こうが6時にiPodが起動するのは仕様です。次いでうっかりオンタイマーを付けてしまうサンヨーのテレビ。習慣だなぁ、と思いつつ食卓に向かう。
起きがけに何かを口にしようと思う前に飯作りを始める。雛の餌である。
親から離した直後の分量は簡単に書くと「あわだま」1に対し「栄養剤」1、それが浸るぐらいのお湯。湯は別に熱湯とかそうでないとかはどうでもいい話。要は親鳥が反芻して与えてくれる食事を真似するという行為なので親の体温に合わせる。このあたりは前にも書いたな。

朝一の食事は長い夜に耐えきれず飢えた状態から始まる。

鳥の習性として、寝る前にドカ食いをして満腹の状態で眠りにつく。おきていると莫大なカロリーを消費する。眠るとそれなりに省エネ状態になる。
寝る前には餌袋いっぱいに詰まったはずが朝にはぺたーんとしてしまうんだから凄いもんです。ようやく餌やりのさじにも慣れたらしく見つけるや否や飛びつく。大きく口を開けてさじを飲み込まんとする様は見ていて飽きない。
5分ほどで餌袋も大きくなり睡魔と飽きが来る。現段階で1時間毎の食事が命綱なので人間側がそれに合わして生活する。

8時頃はワイドショーが楽しいよね。

そんな冒頭のしょっぱい部分も見れずに餌を加熱、レンジで20秒。大方これで50°cぐらい。
少しさましながら口へと運ぶ。朝一ほどじゃぁないがそれなりに食べる。五分後同様に食べるのを止める。雛用の籠の中でがさごそ蠢いているのを想像しながら自分の都合部分を始める。